男性でもネイリストになれるのか疑問・・・
実際のところメンズネイリストってどうなのか知りたいのだが。。
こういった疑問に答えます。
✔本記事の内容
- 男性でもネイリストになれるのか
- 男性ネイリストの強み
- 男性ネイリストとしての苦労とその対処法
ネイル業界で10年程経験を積んだネイリストが解説していきます。
男性でもネイリストになれるのか 【メンズネイリストを取り巻く現状】
もちろん男性でもネイリストになることは可能です!!
最近では、「メンズネイリスト」という言葉も主流になってきて、多くのサロンでメンズネイリストが活躍されています。
ので、ネイリストというお仕事は性別を問わないものに少しずつ変化してきているのが現状です。
また、以前までは「ネイルは女性だけのもの」という考え方だったものが、
そして、
メディアでも著名人の方々がネイルをしている姿から、ネイル業界もいろいろと変化をしてきているのだ
という実感があります。
男性ネイリストの強み
男性ネイリストの強みとして、少なくとも以下3つが挙げられます。
- 男性目線のカウンセリングができる
- 近年増えできている男性のお客様は、男性ネイリストを好む
- 男性の感覚ならではのデザイン
それぞれ具体的に見ていきましょう。
男性目線のカウンセリングができる
美容院でも「男性のスタイリストにお願いする」という女性は多いのではないでしょうか?
それは、男性目線の意見をもらえるからというメリットがあり、ネイルでも同じことが言えると思います。
近年増えてきている男性のお客様は、男性ネイリストを好む
「ネイルサロンに行きたいけど、大丈夫かな?」
そう思っている男性のお客様もわずかながらいらっしゃると思います。
そのような場合「男性ネイリストがいるサロン」は、行ってみたいけど不安だなと思っている男性のお客様に安心感を与えられるはずです。
男性の感覚ならではのデザイン
女性は女性、男性は男性特有の感性をもっていますよね。
女性とは違う、男性ならではの感覚から生まれるデザインを施術できるのは男性ネイリストの強みです。
男性ネイリストの苦労とその対処法
男性ネイリストの苦労が予想される点として、以下3つが考えられます。
- 長時間、男性と対面で過ごすことに不安を感じるお客様もいる
- 男性は力が強いので施術の際、力加減などが難しい場合がある
- 男性ネイリストの知名度が低いエリアだと求人情報を探すのに苦労する
それぞれ具体的に見ていきましょう。
長時間、男性と対面で過ごす事に不安を感じるお客様もいる
ネイルは長時間にわたり対面で手を触って接客するお仕事になります。
男性相手ですと緊張してしまうので、「女性ネイリスト希望」をされるお客様がいらっしゃるのは確かだと思います。
対処法としては、
そうすることでこの問題は回避できます。
むしろ「男性ネイリスト」の強みを発揮できるでしょう。
男性は力が強いので施術の際、力加減などが難しい場合がある
女性より男性の方が力が強いのは、ある意味仕方のないことだと思います。
ですが、お客様にとってはこれまで女性ネイリストに施術をされてきた方であれば尚のこと、女性と男性の力加減のギャップに面食らうことも想定されます。
お客様が安心できる女性ネイリスト同様の力加減を身につけるまでは、苦労することもあるのではないでしょうか。
対処法としては、
経験を積み重ねさえすればクリアできる問題でしょう。
男性ネイリストの知名度が低いエリアだと求人情報を探すのに苦労する
もちろん「男性ネイリスト」の知名度はかなり上がってきています。
ですが、地方などに行くとまだ「男性ネイリスト」の求人が少ない可能性があります。
対処法としては、
もしくは、独立されれば自分のやり方でサロンを運営することも可能なので、より柔軟にこの問題には対処できるはずです。
プロになるために資格は必要か
最初にこの疑問に対しての回答です。
- ネイリストとして働く上で資格は必須ではない
- ネイリストには定番の検定が2つある
- それら検定を取得することで得られるメリットはたくさんある
と言えます。
ネイリストは、美容師のように国家資格はありません。
ですので、ネイルに関わる検定は取得がなくてもネイリストとして働いて問題ありません。
とは言うものの、検定を取得することで得られるメリットはたくさんあります。
ネイリストとして働くのであれば、検定を取得していて損はありません。
ネイリストに関する検定はいくつかありますが、主に以下2つがネイリストの検定として定番です。
- JNECネイリスト技能検定試験
- JNAジェルネイル技能検定試験
この2つは求人情報にもよく載っている検定になります。
もちろん資格や検定を取得していなくてもネイリストとして働くことは可能です。
ですが、検定の有無を確認されるお客様もいるように、検定取得のメリットは大きいです。
ネイル検定を持っている人のメリットとは
ネイルの検定を取得するメリットは主に以下4つが挙げられます。
- 勉強、練習の過程でかなりのスキルアップに繋がる
- サロンワークの求人でアピールできる
- サロン勤務で手当が出る
- お客様の信頼感を得られる
※検定について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧下さい。
男性ネイリストになるには?資格取得のための4つの方法
専門学校を利用して資格取得
専門学校への進学は一番一般的な方法と言えるでしょう。
ネイルに関することだけでなくメイク、エステなど幅広く美容技術を学ぶこともできます。
就職へのサポート体制も整っています。
ネイルスクールを利用して資格取得
ネイルに関する知識や技術のみを学ぶ場合が多いです。
専門学校よりも費用を押さえられるケースが多いでしょう。
ネイルスクールの中でも個人と大手に分かれます。
専門学校やネイルスクールについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧になって下さい。
通信講座を利用して資格取得
基本的にはご自宅で、
- 指導動画を見て練習をする
- 添削を受ける
- 資格受験の準備をする
というのが、通信講座の大まかな流れです。
通信講座で勉強するメリットは以下の3つです。
- 自分のペースで勉強できる
- 学校に通う必要がないので通学時間を節約できる
- オンライン上なので気を遣わずたくさん質問でき、人間関係で悩むこともない
費用は専門学校やネイルスクールよりも比較的安価です。
通信講座について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧下さい。
指導ありのサロンで働きながら技術指導を受けて資格取得
指導してくれるサロンで働きながら、技術を身に付ける場合は費用も抑えつつ、技術も取得できる点ではメリットです。
サロンで働きながら、という手段を考えている場合は、以下の点を確認しましょう。
・給料はきちんと発生するのか?
・どういう流れでデビューできるのか?
プロのネイリストになるための勉強時間と内容
必要な勉強時間の目安
検定資格試験日の3,4か月前から練習を開始する方が多い印象です。
ネイリスト技能検定1級やジェルネイル技能検定上級になると難易度もかなり上がってくるため、練習時間や期間は他の級に比べると多く必要になってきます。
どこまでの検定級を取得するかにもよりますが、検定の開催時期的に考えると最短1年で全ての検定を取得することも可能です。
※勉強時間やスケジュールの立て方については以下の記事で詳しく触れています。
ネイリストに必要な勉強内容
ネイリストになるまでの勉強内容を大きく分けると、
①ネイリストになる為に、まずは技術の練習、勉強
②ネイリストとして爪(はたらき、病気等)の勉強
上記2つに分けられます。
資格取得を考えている方なら、
②ネイリストとして爪(はたらき、病気等)の勉強
に関しては、試験内容に入っており勉強必須です!
①ネイリストになる為に、まずは技術の練習、勉強
についても試験対策として技術の練習は入ってきますよ。
ですが実際、試験の技術内容だけではネイリストとしてのデビューは正直難しい部分もあります。
実際にネイリストとしてデビューするたために、検定内容には出て来ないけれど必要な勉強として以下の3つが挙げられます。
・ネイルケア(ネイルマシンケア)
・ネイルアート
※上記の勉強内容について詳しくは以下の記事をご覧になって下さい。
更に、追加で勉強しておくと良いこととして以下2点も挙げておきますね。
- ネイルマシーンや爪のトラブルの勉強
- プラスαで売り出せるものを勉強してみる
※こちらについての詳細は以下の記事で解説しております。
男性ネイリストとしての働き方
ネイリストになって、どのような働き方をしたいのか、という点は重要です。
最近では「ネイル」という技術を使って様々な働き方があり、選択肢が増えてきています。
例えば、
・ネイルチップを作成し、販売する
・介護施設にお邪魔して、利用者様の爪のお手入れをする
・ユーチューブでネイルの動画を投稿して、収入を得る
・講師となり、学校で技術指導を行う
と選択肢は多様にあります。
自分の目指す将来像によっても進む道が色々と変わってくると思います。
まとめ
まだまだ偏見が多い「男性ネイリスト」かもしれませんが、かなり需要は増えてきています。
男性は女性と違い体力もかなりあるので、たくさんのお客様に入り、多くの経験を積むことも可能だと思います。
その強みを活かしていろんな経験を積み、是非とも素敵な男性ネイリストになって下さいね\(^o^)/
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